2024年公示地価に見る、 最新「名古屋・大阪・福岡」地価動向

プロ野球が開幕し、またちょっと遅めでしたが各地で桜が咲き始め嬉しい春の季節の到来となりました。ちょうどこの時期に毎年国土交通省から公示地価が発表されます。今年も3月26日に例年通り発表されましたので、今回は名古屋・大阪・福岡の最新地価動向を分析しつつ、その動向について述べたいと思います。

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【名古屋・地価動向】

名古屋エリアでは地価が上昇しています。筆者は仕事でよく名古屋に行きますが、名古屋駅周辺や栄などを始め多くのエリアで再開発が加速し、多くの人々でにぎわっている街の光景を見ると地価が上がっている事もうなずけます。

愛知県・名古屋市の地価動向

愛知県全体において地価の上昇が進んでいます。住宅地のみならず特に商業地において地価が上昇しており、名古屋市を含めた広域において地価が上昇している事が分かります。

地域別に見ると名古屋市の地価上昇率が最も高く、住宅地で4.5%、商業地で6.0%の上昇となりました。

名古屋市では中心部で再開発が進み地価が上昇傾向となっています。名古屋駅にはリニア中央新幹線の開業期待から周辺は大規模な再開発が進行し、高層ビルの建ち並ぶオフィス街が形成されてきています。また栄などの商業エリアでも再開発の進行や、新型コロナが落ち着き人流の増加も地価上昇に拍車をかけています。

公示地価 地価変動率の推移<愛知県>

 

住宅地

商業地

 

2023

2024

2023

2024

愛知県

2.5%

3.1%

3.6%

4.5%

名古屋市

3.7%

4.5%

5.0%

6.0%

<国土交通省「令和6年地価公示」>

名古屋市の区別の地価動向は

名古屋市の住宅地では最も地価上昇率が高かったのは中区で9.9%の上昇、次いで熱田区9.1%、東区が8.1%の上昇となりました。

名古屋市中心部ではワンルームマンションやファミリーマンション需要、戸建て需要の高まりから地価も上昇しました。名駅周辺や栄・伏見エリアにはオフィス・商業エリアが広がりますが、土地需要も堅調であり、さらに大規模再開発期待から地価が上昇しています。

商業地では上昇率の1位は千種区の8.9%の上昇となり、東区8.8%、熱田区7.8%の上昇と続きます。千種区では「千種」駅近くのビル跡地に大規模なマンションの建設計画があるなど開発が進んでいます。

東区、熱田区など市の周辺部でも交通利便性の高いエリアでは住宅地・商業地共に地価上昇が継続しています。

住宅地 名古屋市 上昇率ランキング

順位

上昇率

1

中区

9.9%

2

熱田区

9.1%

3

東区

8.1%

<愛知県「令和6年地価公示」より作成>

商業地 名古屋市 上昇率ランキング

順位

上昇率

1

千種区

8.9%

2

東区

8.8%

3

熱田区

7.8%

<愛知県「令和6年地価公示」より作成>

愛知県の価格の高い地点は

<住宅地>

愛知県でも地価の高いエリアは名古屋市に集中しています。

住宅地では「栄 2- 6-17」が最も地価が高い地点となりました。栄は名古屋市の中心的な商業エリアで、デパートなどが建ち並ぶ人気エリアです。栄駅に直結した高さ158mの「中日ビル」が2024年4月にリニューアルオープンするなど再開発も進んでいます。2位の「泉 1- 5-26」は「久屋大通」駅や「高岳」駅などに近いエリアでマンションなどの立ち並ぶエリア、3位の「丸の内 3- 8- 1」は愛知県庁などにも近いエリアでいずれも「栄」駅の周辺となっています。

愛知県 価格上位地点 住宅地

順位

所在地

価格(円 /㎡)

上昇率

1

名古屋市中区栄2 丁目 612 番

「栄 2- 6-17」

1,900,000

11.8%

2

名古屋市東区泉1 丁目 502 番

「泉 1- 5-26」

1,510,000

16.2%

3

名古屋市中区丸3 丁目 801 番

「丸の内 3- 8- 1」

1,510,000

12.7%

<愛知県「令和6年地価公示」より作成>

<商業地>

商業地では高価格地点の1位と2位が中村区名駅4丁目となりました。1位はミッドランドスクエアのある「名駅 4- 7-1」、2位も名古屋駅前の「第三堀内ビル」の地点です。名古屋駅前のオフィス街の地価が名古屋でも最も高くなっています。リニア中央新幹線の開業期待も高まり、また人流の増加で駅前オフィス・商業施設の需要も高まってきている事も要因と考えられます。3位は栄の名古屋三越のある地点です。名古屋三越は建て替え計画ありましたが現在は検討中となり、今後の進展が期待されます。また周辺でもビルの建替えなど再開発が進み、大きく変わってきているエリアです。

愛知県 価格上位地点 商業地

順位

所在地

価格(円 /㎡)

上昇率

1

名古屋市中村区名駅4 丁目 701 番1外

「名駅 4- 7-1」

〔 ミッドランド スクエ ア 〕

19,500,000

2.6%

2

名古屋市中村区名駅4 丁目 601 番 1 外

「名駅 4- 6-23」

〔第三堀内ビル 〕

12,000,000

2.6%

3

名古屋市中区栄3 丁目 501 番 1 外

「栄 3- 5-1」

〔名古屋三越 〕

11,700,000

2.6%

<愛知県「令和6年地価公示」より作成>

愛知県の地価上昇率の高い地点は

<住宅地>

地価上昇率の高い地点は住宅地では中区の『上前津2-12-9』が16.2%の上昇で1位となりました。地下鉄鶴舞線・名城線「上前津」駅から徒歩圏の立地です。「栄」や「伏見」駅などにも行やすく交通利便性の高い立地です。

2位は東区の『泉1-5-26』で同じく16.2%の上昇です。都心にアクセスしやすい好立地の住宅の価格が上昇しています。

愛知県 地価上昇率ランキング<住宅地>

順位

地点

上昇率

1

名古屋市中区上前津2丁目1208番

『上前津2-12-9』

16.2%

2

名古屋市東区泉1丁目502番

『泉1-5-26』

16.2%

3

名古屋市東区徳川町2609番1

13.9%

<愛知県「令和6年地価公示」より作成>

<商業地>

商業地では東区の『泉1-23-22』が上昇率15.0%で1位となりました。「久屋大通」駅に隣接した大通り沿いの立地です。周辺の「錦三丁目」エリアなどでも大規模な再開発が進んでいます。2位は地下鉄東山線「池下」駅近くの千種区『池下1-4-15』、3位は名鉄一宮駅近くの一宮市『栄1-6-8』となりました。名古屋市周辺の駅に近い商業地にも地価上昇が波及しています。

愛知県 地価上昇率ランキング<住宅地>

順位

地点

上昇率

1

名古屋市東区泉1丁目2304番

『泉1-23-22』(トヨタホーム栄ビル)

15.0%

2

名古屋市千種区池下1丁目413番

『池下1-4-15』(泰明ビル)

14.9%

3

一宮市栄1丁目6番5

『栄1-6-8』(タツミヤビル)

14.3%

<愛知県「令和6年地価公示」より作成>

【大阪・地価動向】

大阪も私がよく行くエリアですが、大阪駅前を中心とした「キタ」のみならず心斎橋、なんばといった「ミナミ」、さらに最近では大阪関西万博で脚光を浴びている「ニシ」など多くのエリアで経済が活性化し、それに伴って住宅・投資需要も拡大しています。

2023年に新型コロナが5類に移行し、大阪の経済も回復基調にありインバウンド(訪日外国人)を始め国内観光客も増加していきています。

大阪観光局が発表した統計によると2023年に大阪府を訪れたインバウンドの消費額は9210億円と過去最高となりました。訪日客数は新型コロナ以前の2019年の85%の水準となり、今後の増加も期待されます。

こうした経済効果もあり大阪府では地価の上昇が続いています。

大阪府・大阪市の地価動向

2024年の公示地価では大阪府の住宅地で1.6%、商業地は6.0%の上昇となり商業地の上昇幅が大きくなっています。

大阪市では住宅地3.7%、商業地が9.4%と商業地の上昇幅が大きく、特に大阪市の中心6区(福島区、西区、天王寺区、浪速区、北区、中央区)の商業地は平均で11.6%と10%を超える上昇率となりました。

また大阪市以外のエリアでも地価の上昇が見られ、大阪府全体で地価の上昇が進んでいる事が分かります。

公示地価 地価変動率の推移<大阪府>

 

住宅地

商業地

 

2023

2024

2023

2024

大阪府

0.7%

1.6%

2.5%

6.0%

大阪市

1.6%

3.7%

3.3%

9.4%

中心6区

3.0%

5.5%

3.9%

11.6%

<国土交通省「令和6年地価公示」>

中心6区:福島区、西区、天王寺区、浪速区、北区、中央区

大阪市の区別の地価動向

大阪市内の区では地価上昇率を見ると、住宅地・商業地共に西区が最も大きく住宅地で7.5%、商業地で14.5%の上昇となりました。

西区は大阪駅の南側に位置し、「なにわ筋線」の開業が予定されているエリアです。新駅「西本町」駅の建設が予定されていますが、開業すれば「大阪・梅田」に至近の立地で利便性が高く、マンション需要の高まりからも地価が大きく上昇しました。新線・新駅の動向が地価にも大きな影響を与えている事が分かります。

大阪市区部 地価上昇率ランキング<住宅地>

順位

変動率

1

西区

7.5%

2

浪速区

6.5%

3

城東区

6.4%

<大阪府「地価公示結果」より作成>

大阪市区部 地価上昇率ランキング<地>

順位

変動率

1

西区

14.5%

2

福島区

12.2%

3

中央区

11.7%

<大阪府「地価公示結果」より作成>

土地の価格の高い地点は

<住宅地>

大阪府では地価の高い地点の上位は大阪市が占めています。住宅地の1位は福島区「福島3-1-55」です。これは「新福島」駅に近い大川沿いのエリアで「中之島」駅の対岸となります。湾岸のマンションが多く建設されている立地です。利便性の高さからマンション需要も多く地価も高くなっています。大阪でも億ションが多く発売されていますが、今後もマンションの価格上昇傾向が続く可能性もあります。

<商業地>

商業地では北区「大深町4-20」の地点で、これは大阪駅北側のグランフロントのヨドバシカメラの隣のエリアにあります。2位は「ミナミ」の宗右衛門町で、「キタ」と「ミナミ」が1位、2位となりました。再開発による利便性の向上で価格も高水準となっています。

また価格は高水準ですが上昇幅も高く、大阪エリアの地価が高水準で推移している事が分かります。

公示地価 大阪府 高価格ランキング<住宅地>

順位

変動率

価格 円/㎡

所在地

住居表示

1

7.8%

1,250,000

大阪市福島区福島3丁目13番2

「福島3-1-55」

2

6.0%

954,000

大阪市天王寺区上汐4丁目4番2

「上汐4-4-25」

3

6.5%

865,000

大阪市中央区上町1丁目15番2

「上町1ー15ー15」

<大阪府「地価公示結果」より作成>         

公示地価 大阪府 高価格ランキング<商業地>

順位

変動率

価格 円/㎡

所在地

住居表示

1

5.4%

23,600,000

大阪市北区大深町207番外

「大深町4-20」

(グランフロント大阪 南館)

2

13.8%

21,400,000

大阪市中央区宗右衛門町46番1外

「宗右衛門町7-2」

(デカ戎橋ビル)

3

6.6%

17,800,000

大阪市北区梅田1丁目2番

「梅田1-8-17」

(大阪第一生命ビルディング)

<大阪府「地価公示結果」より作成>         

大阪府の地価上昇率の高い地点は

<住宅地>

大阪府の地価上昇率ランキングを見ると、住宅地では1位は箕面市「船場西1-12-25」、2位も箕面市で「今宮4-17-20」となりました。箕面市は北大阪急行が2024年3月23日に延伸・開業し「箕面萱野(みのおかやの)」駅と「箕面船場阪大前」駅が新設されました。両地点ともに新駅に近い位置にあります。駅前にはマンションが多く建設され億ションも多いエリアです。北大阪急行は大阪メトロ御堂筋線に接続し「梅田」駅などにも直通でアクセスできますので、新駅の誕生で利便性の高い「駅前」立地が誕生する事になりますので地価も大きく上昇しました。また3位の城東区「中央2-9-19」は大阪メトロ「蒲生(がもう)四丁目」駅の近くで、マンション需要が都心周辺に波及している事が分かります。

公示地価 大阪府 地価上昇率ランキング<住宅地>

順位

変動率

所在地

住居表示

1

8.7%

箕面市船場西1丁目20番9

「船場西1-12-25」

2

8.6%

箕面市今宮4丁目1番12

「今宮4-17-20」

3

8.4%

大阪市城東区中央2丁目12番1

「中央2-9-19」

<大阪府「地価公示結果」より作成>

<商業地>

商業地では上位地点の地価上昇率が20%前後と非常に高い上昇率となりました。1位はミナミの「道頓堀1-6-10」の地点で、道頓堀の商店街のエリアで、太鼓を持った人形の「くいだおれ太郎」でも有名な「中座くいだおれビル」の正面です。地価上昇率は25.3%となりました。ミナミでは新型コロナの影響で2021年頃には大きく地価が下落しており、同地点は28%の下落となりましたが、現在は大きく回復している事がうかがえます。今後のインバウンドの増加で上昇が続く可能性もあります。

2位は戎橋筋商店街内の「難波1-8-2」で22.1%の上昇となりました。同地点も2021年には25.7%と大きく下落しましたが回復進んでいます。

こうしたミナミの商業エリアは新型コロナ前は大きく地価が上昇していましたので、再びその水準に回帰する傾向が進んでいます。

筆者は時々大阪のなんばを訪れますが、多くの店でインバウンドを含め並んでいる方が多く、改めてその賑わいに驚かされます。地価への影響を考えると、多くの来客→お店の売上が上がる→テナントの賃料アップ・商業ビルの資産価値アップ→底地の価値アップ、という図式になります。つまり稼ぐ力・収益力のある土地は多くの業者が欲しがる魅力的な土地となりますので、当然の事ながらそのような土地は地価が上昇する訳です。

公示地価 大阪府 地価上昇率ランキング<商業地>

順位

変動率

所在地

住居表示

1

25.3%

大阪市中央区道頓堀1丁目37番外

「道頓堀1-6-10」

2

22.1%

大阪市中央区難波1丁目14番22外

「難波1-8-2」

3

20.1%

大阪市西区西本町2丁目111番外

「西本町2-1-34」

<大阪府「地価公示結果」より作成>

このように大阪ではマンション需要や再開発や新線・新駅の開業、インバウンドなどの増加で土地の需要が増加し地価が上昇傾向にあります。またランキングには

また大阪関西万博の開催される夢洲のある此花区(これはなく)の商業地は4%の上昇となり、前年の3.2%の上昇から上昇率が拡大ました。今後は万博の開催や新線の延伸、IR計画などで今後も周辺を含めて不動産の需要が増加し地価も上昇が続くと予想されます。

【福岡・地価動向】

筆者は公私ともに年に何回か福岡を訪れますが、福岡と言えば東京からわずか飛行機で1時間ちょっと、空港から市内のメインスポットまで空港線で短時間に着く事ができ、また博多の屋台を始め日本を代表する食文化の街として知られ、とても魅力的な街を言えます。そんな福岡エリアも多くの企業人口増大により新たな過去に類例を見ないような開発計画も相まって地価も動き始めています。このような福岡エリアの地価動向をレポートさせて頂きます。

福岡県・福岡市の地価動向

福岡県では地価上昇傾向が続き、福岡県の全用地の地価変動率は前年比5.7%の上昇となり10年連続の上昇となりました。用途別では住宅地では沖縄県に次いで全国第2位、商業地では全国1位となっています。驚く事に東京・名古屋・大阪などより地価上昇率が高い訳です。

福岡県の中心でもある福岡市は、市の中心が空港にも近くコンパクトな市街を形成しています。市の中心部である博多駅周辺や天神などは多くの再開発が進行しています。観光客も増加し飲食店などの重要も地価上昇の要因となっています。また地下鉄七隈線が2023年3月に「天神南」から「博多」駅まで延伸・開業しました。「博多」駅へ直通となり沿線の利便性も高まりました。

福岡市は住宅地で9.6%、商業地で12.6%と地価が大きく上昇し、上昇率も拡大しています。マンションなどの土地需要が地価を押し上げています。

2024年公示地価

全国 地価上昇率ランキング

 

住宅地

商業地

順位

都道府県

上昇率

都道府県

上昇率

1

沖縄県

5.5%

福岡県

6.7

2

福岡県

5.2

東京都

6.3%

3

宮城県

4.7%

大阪府

6.0%

<国土交通省「令和6年地価公示」>

公示地価

福岡県及び福岡市の地価変動率の推移

 

住宅地

商業地

 

2023

2024

2023

2024

福岡県

4.2%

5.2%

6.7%

5.3%

福岡市

8.0%

9.6%

10.6%

12.6%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」>

福岡市の区別の地価動向は

福岡市の地価を区別に見ると、住宅地では地価上昇率の1位は博多区の14.8%となりました。博多区では『博多コネクティッド』と呼ばれる再開発が進行しており、容積率の緩和などによる新たなビルの建替えなどが進んでいます。

商業地でも博多区が1位となりました。また城南区や中央区などの商業地も平均で13%を超える上昇率となりました。

住宅地 福岡市 上昇率ランキング

順位

上昇率

1

博多区

14.8%

2

中央区

11.3%

3

早良区

9.7%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」より作成>

商業地 福岡市 上昇率ランキング

順位

上昇率

1

博多区

13.8%

2

城南区

13.3%

3

中央区

13.2%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」より作成>

福岡県の価格の高い地点は

<住宅地>

福岡県で最も地価の高い地点は住宅地では中央区の「大濠(おおほり)1-13-26」でした。福岡市地下鉄「大濠公園」駅や「唐人町」駅が近く大濠公園に隣接する立地です。前年からも大きく地価が上昇しています。大濠エリアは福岡市を代表する超高級住宅地となっています。東京で例えると超高級マンションの発売される千鳥ヶ淵などです。大濠公園周辺は1億を超えるマンションも散見されています。現在のような株価上昇局面においては資産効果も相まってより富裕層の住宅購入に拍車がかかっています。

また2位、3位にも中央区が続きます。都心部に近いエリアの住宅地の価格が高い水準にある事が分かります。

<福岡県>

地価 高価格表<住宅地>

順位

所在及び地番並びに「住居表示」

価格(円/㎡)

変動率

1

福岡市中央市 大濠1丁目13区133

「大濠1-13-26」

1,140,000円

17.5%

2

福岡市中央市今泉2丁目24番2

「今泉2-1-40」

820,000円

15.0%

3

福岡市中央区赤坂2丁目2区54番

「赤坂2-2-11」

795,000円

18.0%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」より作成>

<商業地>

商業地で最も価格が高かったのは中央区天神1丁目の地点でした。天神では「天神ビッグバン」と呼ばれる再開発プロジェクトが進行しており、多くのビルの建替えなどが進行しています。新たな都市空間と魅力的な商業ゾーンを形成する一大ビッグプロジェクトとなっています。都市計画法における容積率の緩和を受け、より建物も高層化され、土地の高度利用により地価の上昇につながっていると考えられます。2位は博多駅前、3位も天神エリアとなり、博多~天神の商業地が高価格となっています。

<福岡県>

地価 高価格表<商業地>

順位

所在及び地番並びに「住居表示」

価格(円/㎡)

変動率

1

福岡市中央区天神1丁目96番1外

11,800,000円

4.4%

2

福岡市博多区博多駅前3丁目46番2外

「博多駅前3-2-1」

8,050,000円

0.6%

3

福岡市中央区天神2丁目130番1外

「天神2-7-6」

 6,940,000円

2.1%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」より作成>

福岡県の地価上昇率の高いエリアは

住宅地で地価の上昇率が最も高かったのは西鉄天神大牟田線の「雑餉隈(ざっしょのくま)」駅に近い博多区の「麦野3-17-24」で19.6%の上昇となりました。

都心への交通利便性の高い住宅地の地価が大きく上昇しています。2位の「諸岡1-24-10」は「ららぽーと福岡」も徒歩圏で生活利便性の高い立地です。

地価上昇率 ランキング<住宅地>

順位

所在及び地番並びに「住居表示」

変動率

1

福岡市博多区麦野3丁目5番3

「麦野3-17-24」

19.6%

2

福岡市博多区諸岡1丁目18番8外

「諸岡1-24-10」

18.4%

3

福岡市博多区山王1丁目84番

18.4%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」より作成>

<商業地>

商業地の上昇率1位となったのは博多区の「竹丘町2-1-11」です。天神大牟田線「桜並木」駅やJR「南福岡」駅などが利用できる立地です。他にも中央区や博多区などで大きな地価上昇が見られており、都心への交通利便性の高い立地のマンション用地の需要が地価上昇の要因と見られています。

地価上昇率 ランキング<商業地>

順位

所在及び地番並びに「住居表示」

変動率

1

福岡市博多区竹丘町2丁目10番

「竹丘町2-1-11」

21.6%

2

福岡市中央区清川2丁目4号13番1

「清川2-4-19」

19.3%

3

福岡市中央区荒戸2丁目178番

「荒戸2-1-5」

19.0%

<福岡県「令和6年地価公示の概要」より作成>

今回は、名古屋・大阪・福岡の地価動向を解説させて頂きましたが、コロナが収束し人流が活性化し新たな再開発が後押しし、今後も多くのエリアで地価が強含みで推移すると考えられます。但し当然の事ながら土地にも優勝劣敗があり、上がる所、横ばいの所、逆に下落する場所、三者三様です。地価の動きに影響を与える要素としては新線・再開発、人口動向、特に若年層の超過転入人口、企業の進出、インバウンドの人気度、など多くの要素に影響を受ける性質があります。このような事にも関心を持って頂いて今後の不動産購入の参考にして頂ければ幸い。