風水におけるマンションの理想の階数は?その理由とは

マンションを購入するとき、階数で悩む方も多いのではないでしょうか。高層階は眺望が良く、低層階はエレベーターのメンテナンス時も出入りしやすいなど、それぞれメリットがあります。 階数選びに悩んだとき、選択の一助となるのが風水です。風水は人が住みやすい環境を整えるための知恵でもあり、環境学や統計学にも通ずるとされています。 この記事では、マンションの階数選びの決め手として風水を活用する方法を紹介します。

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マンションの風水で良い階数はずばり「奇数の低層階」!

 

風水の観点から考えると、マンションの階数で良いとされているのは奇数の低層階です。

ここでは風水的にマンションの奇数の低層階が良いと考えられている理由や、同じ階でも部屋番号で運気は左右されるのかについて解説します。

なぜ奇数の低層階が良いのか

マンションの魅力の一つが高層階からの眺望です。外からの視線や騒音リスクも軽減されるため、高層階に人気が集まりやすくなっています。

しかし、風水の観点からすると、必ずしも高層階が良いとはいえません。風水では、高階層になるほど大地のエネルギーを受けにくくなり、運気が下がるといわれています。 そのため、高くても5階程度までが無難です。

ファミリー層を不動産投資のターゲットとしている方は、特に低層階を中心に検討しましょう。

また、マンションの階層で奇数が良いとされています。その理由として、2つに割り切れない数字であるためです。奇数は吉数といわれており、節句の日取りや結婚のご祝儀の金額も同じ考え方に基づいています。

部屋番号は関係がない

前述したように、風水では数字に意味があります。奇数が陽の気をもつ一方で、偶数は陰の気の性質をもつと考えられている数字です。

ただし、部屋番号(101号室など)は風水上、運気の良し悪しには関係ありません。一般的な縁起担ぎとして、死に通じる4階や苦を連想させる9階を避けたり、末広がりの8階が好まれたりする傾向があります。

特定の部屋番号で良し悪しを判断できない理由として、風水では定期的に数字の吉凶が変わるとされているためです。購入した年に吉とされる部屋番号であっても、翌年以降は凶となる可能性があります。よって風水を参考にマンション選びをするときは、部屋番号に固執しすぎないことが大切です。

低階層だとマンションの住人にとってもメリットがある?

低層階の方が良いとする理由は、科学的な観点からも説明できます。高層階の住人はエレベーターや階段を使用する分、時間がかかるため、外出機会が減って運動不足になるおそれがあります。女性向けメディアでは、高層階の住人は低層階の住人に比べると、子どもを戸外へ連れ出す機会が4割前後にまで減少するという調査結果が報告されています。

出典:「赤ちゃんの生育のためには、低層階に住むほうがいい?」(エキサイト株式会社)

他にも外出機会が減る分、親の干渉が多くなり子どもの発達や自立に影響するという説や人体が高層階に適応していないためストレスが生じるという説などもあります。

風水では、高層階など大地からのエネルギーを取り入れにくい環境に住む方向けの対処法として、観葉植物を置くことがあげられています。観葉植物は邪気を取り込んで、良い気のエネルギーを補充してくれる存在です。やむを得ず高層階を購入することとなった場合は、検討してみてはいかがでしょうか。

また、戸外に出る習慣づけの助けとなるように、家族層をターゲットとする場合は低層階への入居を促しましょう。

マンションの風水で階数以外の注意点

多くの投資家にとって、不動産投資は家賃収入で安定した利益を得ることが目的です。少しでも不動産運用を成功させたいのであれば、階数以外にも風水の考えを取り入れてみると良いでしょう。

マンションの立地

マンションが立っている場所や周辺施設との位置関係も風水的には運気を左右する要素です。例えば下記の立地は風水上、凶とされています。

・丁字路の頂点部分

・周囲よりも低い土地(低地・窪地)

・カーブしている道の外側

・近隣に墓地がある

・物件の西側に川や水路がある

丁字路の頂点部分や低地・窪地、墓地などは、気の流れが停滞しやすい場所です。悪い気が留まるため、住人にも影響が出ると考えられています。丁字路やカーブしている道は、交通事故に遭う危険性もあります。

金運に影響すると考えられているのが川や水路です。位置関係が良ければ金運アップ効果が期待できる一方で、物件の西側に隣接している場合、かえって運気が流れていくと考えられています。

マンションの土地の地型

マンションが建っている土地の形状も風水的には重要なポイントです。良い気を取り入れるには、正方形に整っていることが理想とされています。

一方で、以下のような形をした土地は、風水的には好ましいとはいえません。歪な形状をした土地は、八方から得る気のバランスが崩れるためです。

・一部が欠けている

・張り出した部分がある

・旗竿地

・三角形

・袋小路

ただし、張り出した部分や三角形の隅などに花壇や植木などが配置され、人が利用できないようになっている場合は、風水的に対策がされているといえます。

風水では旗竿地(はたざおち)は大きく欠けが生じている土地と見られるため、避けた方が無難です。袋小路も、行き詰りやすいと考えられています。

マンションの間取り

正方形など整った形が好ましいとされるのはマンションの間取りも同じです。一部の部屋が張り出したり部屋が台形や三角形になっていたりする場合は、凶相にあたります。

他にも西側に水回りがあったり、玄関の正面に窓や水回りが配置されたりする場合も気の流れを悪くします。ワンルームマンションなどやむを得ず玄関前にキッチンやトイレがある場合は衝立などで隠しましょう。

また、玄関は広く明るい方が良いとされています。狭く暗い物件は避けた方が無難です。

まとめ

マンションの階数選びに迷ったときは、風水を参考にする方法があります。風水では奇数が吉数とされており、さらに低層階の方が良いと考えられています。

低層階は高層階に比べて眺望が良くない特徴がある一方で、エレベーターがメンテナンスで停止しているときも出入りしやすいメリットがあります。子育て層をターゲットとする場合も集客を期待できるのは低層階です。

風水的に良い物件を購入できたときは、集客時のアピールポイントとして活用してはいかがでしょうか。