住宅コンサルタントが見る不動産市況最前線!新年特別編

新年明けましておめでとうございます。住宅コンサルタントの野中清志です。 昨年はロシア・ウクライナ問題から始まって世界内外では色んな事が起きました。今年はどうなるかと気になる方が多いと思います。 経済的な側面から一つ言えることは、まずインフレ懸念を払拭できないと考えられます。 資源高・エネルギー高で電気・ガス代も全て上がっています。特に小麦粉の価格も高騰しているため、食料も大変なことになっています。 そのような中で不動産価格も地価、建築費が上昇傾向となっています。期待されているのは4月の春闘です。こちらでサラリーマンの方も含めてベースアップが期待できれば良いかと思います。インフレ懸念の中で投資においても選択が必要です。

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【2023年】投資のポイント

今年はやはり大切なことの第一は健康投資です。この2年間コロナがずっと続いたなかで日本国民の多くの方が運動不足になっているかと思います。過度な食事・運動含めて健康投資が当然、必要になってきます。

更に今年は新たに経済的な投資です。投資は今、色々なバリエーションがあるかと負いますが、昨年はビットコインも厳しい状況になってしまいました。とはいえ、私の投資スタンスを野球に例えると1番センター株、2番セカンドREIT(不動産投資信託)、3番ショート外貨預金、4番サード不動産、「”不動の4番”だけに不動産」です。

株についてはできれば国際優良株や中小企業の株もありますが、市況を鑑みながら投資のバランスを見ることが大切です。REITに関しては不動産屋や物流系などいろんなREITがあるのでバランスを考えましょう。外貨預金も昨年は為替の変動いわゆるボラティリティーが非常に激しかったです。

そのような中で為替の投資家は忙しかったと思いますが、常に見ているわけにもいきません。ある程度ほったらかしとはいかないまでも放置していても安心できる投資は不動産投資です。場所と建物を購入すれば後の管理は全部やってくれるため安心だと思います。

私はある一定の継続的な安定した家賃あるいは資産形成という視点から見て東京や大阪を含めて投資をしています。しかし、気候変動リスク等もあるので不動産なら、何でも良いという訳ではありません。やはり堅固な建物で安心できる被災にも強い物件が良いです。

不動産投資は長期的な投資

やはり不動産投資というのは長期の投資です。

日曜日の夜に漫画で「サザエさん」という番組がやっています。私も小さい頃から見ていましたが、大人になっても何となく日曜日にお酒を呑みながら「サザエさん」を見ていると気持ちがほんわかした気分になります。昔も今もやっている訳で昭和の時代を彷彿とさせる番組といえます。

「サザエさん」は渋谷から出ている田園都市線の桜新町駅を最寄りとする住宅地です。約40数年前からある漫画ですけど当時は二世帯住宅が主流でした。5LDKの広い住宅で土地付きで当時は聞いた話にはなりますが1000万円前後で買えたのではないかということです。

あれから40数年経過して建物は木造住宅ですから減価償却が無くなって評価は

ほとんどありません。しかし、当然ながら地価は上がっていきます。例えば、土地が100坪前後とすると、それだけでも軽く億単位の資産になる訳です。

まとめ

不動産投資は短期の投資ではありませんので10年、20年、30年、40年と、それから50年という形で長期の投資ですからそういったスタンスの上で

今年はどういうエリアにどういう不動産に投資をしていこうかといった計画を立てていくことが大事です。

そのためには情報が大事です。有益な情報をインプットして皆様なりに解析して

みてください。色々な不動産会社に相談していただいてその中から自分にとって最も有利な不動産を購入することができれば幸いです。

今年1年間は皆様にとって素晴らしい年になることを祈っております。

株式会社オフィス野中 代表取締役(宅地建物取引士)

居住用から資産運用向けセミナーなど、On Lineも含め数多く講演。
メディア・テレビ出演等多数。
2022年1月よりYou Tubeチャンネル「野中清志のマンション学校」開設。