大阪の魅力
歴史と食文化が非常に豊かなエリアといえるでしょう。また、大阪は人情味に溢れ、人懐っこい性質をもっています。なんば花月に代表されるように笑いの文化も浸透していて、一言で表すと「楽しい街」といえるのではないでしょうか。
大阪は、梅田や天王寺などの都心エリアは着々と街が進化しています。例えば、あべのハルカスは日本一の高層ビルで、マリオットが入っているなど、非常に先進的な建物です。一方で、そのようなエリアのすぐ近くには下町もあります。要するに、都心と下町情緒が共存して両方楽しめるという街です。
都心化にともない、セキュリティや治安面も向上しつつあります。そのため安心安全に住めて、楽しめて、人情味もあってという、様々なモノが享受できる街といえるでしょう。
近年もその発展は著しく、最近は東京に次いで、第二の大都市圏です。不動産投資においても大阪の魅力が非常に増しています。
人口から見る大阪の不動産
大阪全体の最新の地価動向を見ていきます。大阪の地価動向は、住宅地、商業地ともにコロナの影響を受けましたが、徐々に回復基調にあります。2021年を超える上昇率になっているといえるでしょう。
地価の上昇は、大阪の不動産価格にも大きな影響を与えます。今後、大阪のインバウンドも当然増加するため、期待が高まる一方です。
そして、不動産投資をする上で重要なキーワードである「人口動態」は、大阪エリアにおいても大事です。2020年時点の大阪市の人口を2015年のものと比べると、非常に増加しています。全国的に見ても大阪の人口増加数は、非常に際立っているのです。
大阪の今後の再開発に関して
大阪は、東京と比べて面積が広くありません。限られた中で開発が行われるため、短時間でそのエリアの資産価値が上昇する可能性が非常に高いです。不動産投資としての魅力も高まるといえます。
大阪は、2022年に梅田が再開発されました。梅田の阪神百貨店は、容積率(空間の使用率)が約2000%で日本一です。東京の丸の内よりも高い都市計画の容積を誇る街といえます。
2023年には、うめきたの地下鉄が開業予定です。さらにその2年後には、梅田の北側の日本最後の一等地といわれている場所の開発が進んでいきます。
・2025年 大阪関西万博の開催
・2031年 なにわ筋線の開業
・2037年 リニア中央新幹線の大阪延伸
・2046年 北陸新幹線の大阪延伸
中長期的に見ても、大阪は非常に伸びしろが高いエリアといえるでしょう。
大阪の3つのエリア
大阪は大きく3つのエリアに分かれます。
・大阪駅、梅田駅を中心とした「キタ」エリア
・難波を中心とした「ミナミ」エリア
・今後、万博やIRが期待される夢洲に近い「ニシ」エリア
ここでは、「キタ」・「ミナミ」エリアを中心に見ていきます。
・「キタ」エリア
2013年にグランフロントが開業したことを皮切りに、非常に大きい商業施設やビルが次々とでき、大阪の駅前の雰囲気が一変しました。
現在うめきた2期が進行中で、地下鉄が延伸されます。なにわ筋線といわれ、うめきたから地下鉄が南海線、関西空港まで繋がります。要するにうめきたから空港までの距離が縮まるのです。大阪の国際化に非常に寄与するといえるでしょう。
また、梅田3丁目の再開発計画があります。特に大阪の駅前の中央郵便局です。東京も名古屋にも中央郵便局がありますが、特に大阪は駅前のため、開発が期待されているのです。
・「ミナミ」エリア
次に期待されるのが、大阪のいわゆる「ミナミ」です。ミナミには、難波などの非常に魅力的な街があります。難波や心斎橋エリアは商業地であり、外国人が訪れることも多いため、非常に活性化した街です。残念ながらコロナによって、一時的に街が少し寂しくなってしまいましたが、現在は回復傾向にあります。
「ミナミ」エリアでは、中規模のホテルが多く建設されています。実はホテル用地とマンション用地は、バッティングしやすいのです。
そういった中で大阪の中心地に近い、「ミナミ」エリアは今後大きな期待が集まるでしょう。
大阪(関西)万博が投資に与える影響
大阪では、2025年に関西万博があります。これから2025年に向けて、大阪に様々な投資が入ってくるでしょう。
東京五輪の例を見ると、東京五輪が発表された2014年から、世界のマネーが東京の成長性に期待して、相当な資金が東京に流入しました。そのため、投資が入ってくることが予想されているのです。
ただ、関西万博には東京五輪と決定的な違いがあります。東京五輪は1ヶ月~1ヶ月半程度の短期的なイベントです。しかし、関西万博は長期的なイベントです。そこにIRというカジノ構想やMICEも入ってくるため、長期的に海外からの投資が集まりやすいことから投資が加速しています。
今後関西万博に向けて、不動産価格が上昇していきますが、その後も下落しづらいという見方もあります。東京五輪開催後に、不動産価格が下がらなかったというエビデンスができたためです。
大阪の不動産価格
現在の大阪の不動産価格は、東京と比べて良い意味で出遅れています。現在、東京だと中古の1Rでも多くの場合で2000万円以上の価格です。その点、大阪は都心エリアでも新築が2000万円以内で買えるという物件も多くあります。このような点から、良い意味で大阪の不動産価格は出遅れているといえます。
購入するには、今がチャンスではないでしょうか。大阪の不動産は、東京の方からも注目されているうえ、海外の投資家にも注目されています。そのような状況もあり、今後伸びしろのある魅力的なエリアと考えられます。
ぜひ、大阪のエリアの不動産投資にも注目してみてください。