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神奈川県で地価が上がりそうな地域3選
神奈川県で地価が上がりそうな地域は主に3つあります。神奈川県で不動産投資を考えているのであれば、これらの地域を中心に不動産を探していきましょう。
横浜市
神奈川県の中で最も地価上昇率が高いのが横浜市です。2021年は地価が0.2%下落しましたが、2022年は0.8%上昇しています。
横浜市の地価が高い理由は、人口と生活する上での利便性にあります。神奈川県といえば横浜市というイメージを持っている方も多いでしょう。
神奈川県の中で最も栄えているといっても過言ではないのが横浜市です。
そんな横浜市には全国各地から人が集まります。働くために横浜市に引っ越してきた方も多いです。そういった方が不動産を求めるため、需要が高くなり地価が上がっているのです。
さらに横浜市では再開発も行われています。より利便性の高い街へと変化しているため、今後も地価は上がっていくと考えられるでしょう。
特に仕事や生活の上で便利な東京都心に近いエリアの地価は高い傾向にあります。逆に横浜市内でも都心から離れると地価上昇率が低いため注意しておきましょう。不動産投資をするのであれば、都心に近い「中区」「港北区」などで不動産を探すのがおすすめです。
川崎市
横浜市に次いで地価が高いのが川崎市です。川崎市は駅周辺の再開発が行われており、駅周辺にはラゾーナ川崎やアトレといった大型の商業施設が数多く存在します。
2022年の川崎市の地価は前年度に比べて0.6%上昇しています。川崎市は東京に近いのも特徴的です。都心部の地価が上昇すれば、川崎市の地価にも影響が及ぶと考えられるでしょう。
横浜市と違って新幹線が停車しないため、他県からのアクセスが不便というデメリットはあります。しかし、横浜市と並ぶくらい栄えており、生活がしやすい街であるため、今後も地価は上昇していくと考えられるでしょう。
また、一部治安が悪いとされている地域が存在する点には注意してください。不動産を選ぶ際には、地元の人たちにリサーチをして地域性について確認するのもおすすめです。
相模原市
相模原市も横浜市や川崎市と並んで、地価が上昇しています。2022年の上昇率は0.8%と川崎市よりも高いため、今後に期待ができる地域です。
一般的には神奈川といえば横浜市と川崎市が有名です。このふたつの地域は「都会」というイメージが強くあり、観光客も多く集まります。しかし、相模原市も知名度こそは劣りますが、十分に栄えており、生活がしやすい街となっています。
特に注目すべきはリニアの「神奈川県駅」です。この駅は相模原市緑区に建設予定であり、現在工事が進んでいます。リニアが開通した際には、地価に大きな影響があるかもしれません。
リニアの開通は非常に大きなイベントです。上記のふたつの市よりも相模原市の方が、今後の地価上昇率は高い可能性があります。不動産を購入する際には、今後どのような開発が控えているかもチェックしましょう。
不動産投資をする際に押さえておきたいこと
神奈川県の地価が上がりそうな地域についてご紹介しましたが、そもそも神奈川県で不動産投資を行うべきか迷っているという方に向けて、神奈川県で不動産投資を成功させるために知っておくべきポイントを解説します。
ほかの地域と比べて神奈川県での不動産投資にはメリットがあります。それを理解した上で、不動産投資に取り組むようにしましょう。
神奈川県の人口は増加している
日本は少子高齢化社会であり、人口は減少しつつあります。地価は需要が少なければ上がりません。不動産を利用する人がいなければ、不動産投資は成功しないのです。そのため、人口は不動産投資を行う上で重要なポイントです。
神奈川県の人口は増加傾向にあります。横浜市や川崎市といった生活がしやすい街が数多く存在しており、雇用も充実しているため他県から引っ越してくる方も多いのでしょう。
神奈川県の人口が増えれば、当然ですが不動産の需要も上がります。今後も人口は増加していくと考えられるため、それにともない地価も上昇していくでしょう。
注意すべき点は人口が増加しているエリアが横浜市や川崎市といった東京に近いエリアに限られていることです。神奈川県内には人口が減少している地域もあります。そういった場所で不動産投資を始めてしまうと、地価が下がっていく可能性が高いです。
金利が上がっていく可能性がある
不動産価格が上昇する理由に、金利の低下があります。不動産を購入する際は、多くの方が住宅ローンを組むでしょう。金利が高いと住宅ローンによる負担が大きいため、不動産を購入する人が少なくなり、需要が少なくなってしまいます。
需要が少なくなれば、不動産の価値は下がります。そのため、金利が高ければ不動産価値は下がり、金利が低ければ不動産価値は上がるのです。
日本は低金利を維持していたため、不動産価値は高水準をキープしていました。しかし、現在は世界的な物価高にともない、金利が上昇傾向にあります。
今後、金利がどれくらいアップするかはわかりません。しかし、大幅に上昇すると不動産価値が大きく下落する可能性があることは理解しておきましょう。
農地が宅地になる可能性がある
都市部にある農地は税金の面で優遇されていました。そのため、利用していない農地でも保有している方は少なくありませんでした。しかし、2022年からはその優遇がなくなったのです。
そのため、農地を宅地に変える人が増加すると考えられます。人口に対して宅地が増えすぎると、需要と供給のバランスが取れなくなるため、地価が下落する可能性があります。
横浜市、川崎市、相模原市は農地が数多く残っているため注意しましょう。
※不動産投資のメリット・デメリットについては「aumo」も参考にしてください。
まとめ
神奈川県で不動産投資をする際には、今後の地価について考えなくてはいけません。地価が上がると考えられる要素もあれば、下がると考えられる要素もあります。さまざまな観点から情報収集を行い、不動産投資を行うべきか判断しましょう。