【大阪】不動産投資におすすめのエリア5選!地域を選ぶポイントとは

西日本の中心ともいえる都市である大阪は、若年層を中心に都心部の人口が増加しています。大阪万博や再開発プロジェクトなどを背景に地価も上昇傾向にあるため、不動産投資に向いているといえます。しかし、大阪であればどこでも不動産投資に適しているわけではありません。 ここでは、高い利回りが期待できる大阪の5つのエリアと、地域選びのポイントを解説します。

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不動産投資のエリア選びなら大阪がおすすめの理由

不動産投資を行うエリアとして大阪が適している理由は2つあります。

地価が安定していて利回りが良い

大阪は、日本3大都市圏のひとつである近畿圏の中心都市です。地価は東京ほど高くないものの、国内の主要都市の中では高水準で安定しているため、高い利回りを期待できます。

コロナ禍の影響で海外からの訪日客が減少し、大阪の経済も大きな影響を受けました。しかし、ベイエリアの夢洲では2025年に関西万博の開催が予定されているほか、IR(統合型リゾート)の建設も計画されており、ベイエリアの開発にともなうインフラ整備が進められています。

大阪の経済や不動産市場にもプラスに働くのではないかと期待が高まっています。

都心部は人口が増加している

大阪市の人口は2010年以降、270万人前後で横ばいです。しかし、市の中心部にある北区・中央区・西区・天王寺区などいくつかの区では人口が増加しています。

これらの区では20代を中心とする若年層の転入が多く、単身世帯が増加しています。不動産投資に適している、単身世帯向けのワンルームマンションの需要が見込まれます。

大阪の不動産投資でおすすめのエリア5選!

大阪で不動産投資をするのにおすすめの5つのエリアを紹介します。

1.北区

北区のJR大阪駅を中心とするエリアは「キタ」とよばれる大阪の玄関口です。JR大阪駅には阪急大阪梅田駅や阪神梅田駅をはじめとする多くの私鉄や地下鉄の駅が接続し、駅の周辺には多くの商業施設やオフィスビルが立ち並んでいます。

現在、大阪駅や梅田駅の北側では再開発事業「うめきたプロジェクト」が進行しています。今後もキタエリアはさらに拡大、発展を続けるでしょう。

こうしたエリアを抱えている北区は、単身者を中心に人気が高い区です。2019年の人口増加率は2.4%と高い伸びを示しました。もともとの立地の良さに加え、現在も進化を続ける街であるため、賃貸の需要も大きく、大阪で最も不動産投資に向いているエリアといえるでしょう。

出典:大阪市の推計人口年報(令和元年)

2.中央区

北区のすぐ南に位置する中央区は、ビジネス街の淀屋橋や北浜、官公庁街の天満橋から谷町界隈、大手商社の本社ビルなどが立ち並ぶ船場などを抱えるエリアです。

行政とビジネスの街という顔がある一方、中央区の南には難波や道頓堀、心斎橋など「ミナミ」とよばれる繁華街が集まっています。

街の性質上、住宅街の少ないエリアでしたが、近年は人々の都心回帰の動きを受け、タワーマンションの建設が進んでいます。さまざまな表情を持つ区なので、区内で賃貸需要が高い地域を見極めて不動産投資に取り組む必要があります。

3.西区

中央区の西側に位置する西区は通勤に便利なエリアです。単身者や若いファミリー向けのマンションが多く建ち、利便性の高さで若い層を中心に人気を集めています。

また、区の南に位置する堀江エリアは古くから家具街として知られていますが、現在はカフェやアパレル、インテリア系の店が集まるエリアとして人気です。

4.福島区

北区の西側に位置する福島区内にあるJR福島駅周辺は、隣の大阪駅やキタエリアまで徒歩圏内という好立地です。かつては印刷会社や自動車部品メーカーなどの中小企業が多く立ち並んでいたエリアです。多くの路線が通り、交通の便が良いなど立地の良さから人気を集めています。

緑豊かで下町情緒が残る地域もあり、住みやすい街としてファミリー層、単身者層を問わず高い支持を得ています。

5.淀川区

区内にあるJR新大阪駅は新幹線や在来線が止まるほか、地下鉄御堂筋線も接続し、駅の周辺は交通アクセスの良さで人気の高い地域です。また、新大阪駅周辺には大手企業の本社や支社が集まっています。

新大阪駅は現在、北陸新幹線など鉄道の延伸計画が立てられています。マンションやホテルなどの建設も進んでおり、直近10年間で地価も上昇を続けています。

大阪で不動産投資のエリア選びをする時の注意点!

大阪で不動産投資のエリアを選ぶときに注意したい3点について紹介します。

地域のニーズに合わせる

一般的に、若年層や単身者が居住を希望する都心部では、ワンルームマンションの需要が高く、北摂地区など大阪市近郊の地域ではファミリーマンションの人気が高い傾向にあります。

実際、大阪市は若年層の転入者が多い一方、30代前半や5歳未満の子どもの転出者が目立っています。これは、子どもが生まれると、郊外に引っ越すファミリー層が多いことを意味しています。

マンション経営で不動産投資を行う際、大阪市の中心部ならワンルームマンションの需要が大きいといえます。

駅へのアクセスを重視する

大阪は公共交通機関が発達しているため、車を所有しない人も多くいます。車を所有しない人は、マンションを選ぶ際に駅までの近さを考慮します。不動産投資の対象となる物件を選ぶ際は、駅へのアクセスを重視しましょう。

駅に近い物件は資産価値が高いうえ、築年数が経っても資産価値が落ちにくくなります。複数路線にアクセスできる駅から10分以内の物件は、特に資産価値が高いのでおすすめです。

今後の開発を考慮に入れる

すでに紹介したように、大阪ではベイエリアの開発や「うめきた」地区の再開発が進められています。

そのほか、2019年に新大阪駅と大阪東部をつなぐ「JRおおさか東線」が全線開通されました。おおさか東線は「うめきた」地区に新しくできる駅に接続計画があるほか、大阪の南北を結ぶ新たな鉄道の延伸計画もあります。

2025年の大阪万博や交通網の整備を契機に、大阪の街は大きく様変わりする可能性があります。今後、再開発エリアの地価の上昇や賃貸物件の需要の高まりが予想されます。これからの開発計画を注視しながら、不動産投資の対象となるエリアや物件を探す必要があります。

まとめ

日本三大都市圏のひとつである大阪は地価が高水準で安定している、都心部の人口が増加しているなどの理由から不動産投資の対象に適した場所です。2025年に関西万博を控えていることに加え、再開発や鉄道の延伸計画が持ち上がっていることが追い風になっています。

今後も街の発展が見込めるため、都心部の5区を中心に賃貸需要は伸びると考えられます。

大阪でマンション経営をお考えの方は、需要が見込まれるエリアを見極め、投資物件を選びましょう。