「不動産投資で不労所得」は夢ではない?成功させるポイントとは

サラリーマンが不動産投資で不労所得を得ようと考えるなら、工夫が必要です。無計画だと大きな収益にはつながりにくいため、リスクに備える対策をして投資に取り組みましょう。 今回は、不動産投資で不労所得を得られる理由や不労所得を目指すポイントをご紹介します。

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不動産投資で不労所得を得られる理由とは

サラリーマンが会社で働きながら資産形成をするなら、アパートやマンション経営といった不動産投資がおすすめです。成功すれば、不労所得で安定した収入が目指せます。

まずは、不動産投資で不労所得が得られる理由からみていきましょう。

家賃収入が得られるから

不動産投資で不労所得を得られるのは、家賃収入があるからです。入居者がいる限り、投資家は毎月一定の家賃収入が見込めるため、必死に働かなくても資産形成ができるでしょう。

不動産投資はローンを組んではじめるのが一般的で、維持費などにもお金がかかります。必要経費や金融機関への返済を差し引き、手元に残った金額が、不労所得で得られる収入となります。

不動産管理を委託できるから

物件にかかる手間のほとんどを管理会社に委託できることも、不動産投資が不労所得を得るのに向いている理由のひとつです。入居者募集、家賃回収、建物の点検、メンテナンスといった幅広い業務を代行してもらえて便利です。

月々の家賃の総額に対して3~8%程度の委託費用がかかるものの、サラリーマンとして本業を続けながら、働かずして収入を得られるのは大きな魅力です。

不動産投資で不労所得を得るのが簡単ではない理由!

不動産投資は不労所得を得るのに有効でも、簡単に資産形成ができるわけではありません。不動産投資を成功させるためには、投資のリスクを理解しておく必要があります。

ここでは、不動産投資で不動所得を得るのが難しい理由を解説します。

賃貸物件が供給過多になってきているから

残念ながら、現在は賃貸物件が供給過多になっています。物件が余って空き物件が増加しているため、入居者が集まらず大きな収益につながりにくいのが現状です。

これには社会的な少子高齢化による人口減少も影響を与えていて、今後も供給過多の状態が続くと予想されます。

空室などのリスクがあるから

不動産投資には、常に空室リスクがあります。空室や家賃滞納で家賃を回収できないと、収益になりません。

自然災害や火事などによって、物件が破損するリスクもあります。物件の価値の減少とともに家賃が下がり、売却も難しくなって不労所得が得にくくなります。

しっかりした準備が必要だから

不労所得は、働かなくても得られる収入です。とはいえ、不動産投資はしっかりとした準備が必要で、それほど簡単ではありません。最初に資金計画を立て、良い物件を探す必要があります。

実際に、不動産投資で収益を上げるにはさまざまな手間と労力がかかるため、簡単に「不労所得」とはならない場合も多いです。

不動産投資で不労所得を目指すときのポイント

それでは、不動産投資を成功させるポイントをみていきましょう。

簡単とはいえないものの、不動産投資はサラリーマンが不労所得を得るのに有効な手段です。次の注意点を守って、ぜひ前向きに取り組んでください。

空室リスクの低い物件を選ぶ

不動産投資の成功を目指すなら、まずは物件選びの対策が必要です。立地や建物の構造、設備などから総合的に判断して、空室リスクが少ない物件を選びましょう。

空室リスクが低ければ入居者が途切れず、長期にわたって安定的な収益が期待できます。物件所有者としての業務が必要最低限で済むため、費用対効果も大きくなるでしょう。

とはいえ、空室リスクの低い物件は人気が高く、費用が高額化する傾向があります。利回りとリスクのバランスを考慮しながら、物件を選んでください。

物件購入後の対策で、空室リスクを抑える方法もあります。敷金や礼金、更新料といった入居者の負担を軽くしたり、リフォームで設備を充実させたりして、入居希望者を増やしましょう。

ただし、空室対策にコストをかけすぎるとそのぶん収益が下がるため、費用対効果を考えながら取り組んでください。

信頼できる管理会社を探す

信頼できる不動産管理会社を探すことも大切です。とくに投資初心者の場合は、アパートやマンション経営で集客力があり、対応が迅速な管理会社を選びましょう。

なかでも重要なのが、集客力です。入居希望者をたくさん集められる管理会社なら、空室リスクを減らして安定的な収益が期待できるでしょう。一般的に、支店が多く知名度のある会社ほど情報の拡散力が高く、入居希望者をたくさん集められます。

逆に、支店がなくても、地域に密着した管理会社のほうがエリアのニーズを深く把握しています。的確なマーケティングでより多くの入居希望者を集められるため、管理会社のこれまでの実績や取り扱い物件数もチェックして選んでください。

自己資金をある程度用意しておく

自己資金をある程度用意しておくと、不労所得を目指しやすくなります。自己資金が多ければそのぶん借入額が少なく済み、ローンの返済額を減らせるでしょう。

アパートやマンション経営には空室リスクがあり、家賃収入が減ればローン返済が難しくなりがちです。無理のない資金計画で、投資を成功させてください。

余裕があれば複数棟所有してリスクを分散する

資金に余裕がある場合は、複数棟物件を所有するのも効果的です。エリアを変えてアパートやマンションを複数棟経営すれば、リスクを分散しながら収益アップを目指せるでしょう。

マンションやアパート経営を複数展開すると、それだけ家賃収入が増えます。また地域のニーズはそれぞれ異なるため、エリアを変えて経営展開すればそれだけ空室リスクを減らせて、安定した不労所得が得られます。

具体的に数字でシミュレーションしておく

不動産投資を成功させるためには、具体的な数字での経営シミュレーションが欠かせません。

理想的な満室の場合だけで考えてしまうと計画が頓挫しやすいため、空室が発生したときや家賃の滞納が起きたとき、災害時などのリスクも想定して、現実的な収支計画を立てて備える必要があります。

このようなシミュレーションは、経営状態が悪化したときに効果を発揮します。トラブルが起きてもローン返済が滞らないか試算して、長期の安定した収入を目指しましょう。

まとめ

不動産投資は簡単ではないものの、成功すれば大きな不労所得につながります。リスクを減らす対策で、安定した収益を目指しましょう。

不動産投資の成功を目指すときは、不動産会社や投資会社といった、専門家に相談するのも選択肢のひとつです。良いパートナーを見つけて、不労所得での生活を実現しましょう。