「投資マンションの売却代金で清算したい。ローン残債のほうが多いときでも大丈夫?」
ローンを組んで購入した投資マンション。やむを得ない事情で売却することになったとは言え、できる限り損をしない形で投資マンションを売却したいと考えているのではないでしょうか。
結論から言うと、ローン残債が売却代金を上回る場合、つまりローンを完済できない場合は、投資マンションを売却することができない可能性があります。
なぜなら、ローンを借りるときに抵当権(ローン借入先の金融機関が、ローン返済できなくなったときにその不動産を差し押さえられる権利)を設定しているからです。
不動産投資における返済比率とは、家賃収入とローンの返済額の比率を指します。経営の安全性をはかるために欠かせない指標の一つです。返済比率が一定の水準を保っていることで、キャッシュが減るリスクも低減できます。そこで今回は、返済比率の計算方法をはじめ、返済比率を下げるコツについて紹介します。