不動産投資に宅建の資格は必要?資格を取るメリットとは

不動産投資を調べていく中で、宅地建物取引士(宅建)を持っておくと良いという情報を耳にしたことがある人もいるでしょう。不動産投資において資格は必須ではありませんが、持っているとメリットのある資格もあります。 宅建の資格も不動産投資をする際にメリットとなるのでしょうか。この記事では、宅建の概要と不動産投資との関係を紹介していきます。

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宅建の資格とは

そもそも宅建とは何か、宅建の概要や資格試験について解説します。

宅地建物取引士について

宅建の正式名称は、宅地建物取引士です。不動産取引において必要な業務を行う国家資格で、宅地建物取引士にしかできない独占業務が定められています。

宅地建物取引士が独占的に行えるのは、以下の3つです。

1.契約前の重要事項説明

2.重要事項説明書への記名・押印

3.契約内容書面の記名・押印

宅建の資格試験について

宅地建物取引士になるには、資格試験の合格が必要です。宅建の資格試験の合格率は、約15%と難易度は高めです。

試験では、以下の範囲から出題されます。

・不動産の権利関係(借地借家法や民法など)

・宅地建物取引業法

・法令上の制限(建築基準法や都市計画法など)

・不動産の税金(所得税や固定資産税など)

不動産の取引に関することから、不動産における制限、不動産に関わる税金と、幅広い知識が求められる試験となっております。

不動産投資をする人が宅建資格を持つメリット

不動産投資をするにあたって、宅建の資格を持っていることで以下の4つのメリットがあります。

不動産に関する幅広い知識を身につけられる

宅建の試験では、不動産取引などに関連して広い知識が問われるため、宅建の資格試験の勉強をすれば、不動産に関する知識も身につきます。

そして、不動産に関する知識が身につけば、専門用語が使われた不動産情報の確認も容易になったり、知識を活用して良い物件を見極められたりもします。不動産投資でのリスク軽減にも役立てられるでしょう。

違法な物件や取引を見抜ける

既存の物件であっても、法的条件を満たさない違法物件が存在します。例えば、高さ制限、建ぺい率(敷地面積における建築面積)、耐火性などの違反です。この違反は、一見問題なさそうに見えることもあるため、売主本人も物件の違法性に気づいていないケースがあります。

その点、宅建の資格があれば、宅建業法で規制される物件も見分けられます。物件のほかに、違法行為にも敏感になるでしょう。宅建業法で規制される違法な営業や顧客に不利になる営業など、違法性を見抜くことができるため、リスクの回避に役立ちます。

重要事項説明書の内容をよく理解できる

不動産の契約前に重要事項説明書の配布と重要事項の説明があります。ただ、説明書に記載されている内容は専門的なものも多く、知識がなければ理解に苦しむこともあります。

宅建の資格があれば専門的な内容も理解できるため、契約前に不利な内容や物件のリスクに気づけるでしょう。

重要事項説明書には、特に注意を必要とする建ぺい率や抵当権(契約する土地や建物を担保とする際の金融機関が設定する権利)についても記載がありますので、しっかり確認しておくことが大切です。

引渡しまでに抵当権が解除されていないと、取引は成立してもリスクが残ります。宅建の知識があれば、抵当権の解除は問題なく行われるか事前の確認もできるでしょう。

交渉が有利になる

宅建の資格があると、不動産に関する知識を元に取引を進められるため、取引相手からの信頼度が上がります。

契約時は、物件の不備や問題に気づけることから、相手も慎重に提案や説明をしてくれるでしょう。うまくいけば交渉を有利に進めることもできます。

また、契約時だけでなく、不動産売却の際も、宅建の資格があれば法律を熟知していることがアピールできます。宅建を持っていれば、契約時にも売却時にもプラスに働くということです。

結局のところ不動産投資に宅建の資格は必要?

ここまで、宅建の概要と不動産投資との関係について説明してきましたが、不動産投資を行うにあたって宅建は必須となるわけではありません。

宅建がなくても不動産投資自体はできます。また、宅建の勉強に投資における実務的内容がふくまれているわけではないため、宅建を持っていなくても不動産投資で成功を収めることは可能です。

しかし、宅建の資格試験で問われる知識があれば、不動産会社に頼らなくても、自分自身で不動産の法律や税金に関する知識を駆使して、問題の解決を行うことができます。

また、不動産の知識も深まります。そのため、不動産の評価が適切か、売買条件に不備はないか、自分で判断できる点が強みになるでしょう。宅建の資格がないよりもあった方が、不動産投資を有利に進めることができるといえます。

宅建の資格を取る方法

不動産投資において、宅建の資格はないよりあった方がメリットは大きいと紹介しました。それでは、宅建の資格はどのようにして取得すれば良いのでしょうか。独学、通信教育、スクール、の3つの手段を紹介します。

合格率約15%と難易度の高い宅建の資格取得において、どのような勉強が効果的か見ていきましょう。

独学で勉強する

宅建は人気の資格だけあって、市販の参考書やテキスト、問題集、過去問も手に入れやすいです。そのため、独学で学習することができます。

宅建を独学で学ぶことのメリットは、学習にかかる費用を抑えつつ、自分のペースで学習を進められることです。

一方、試験までのスケジュール立てや参考書は自分で調べて準備する必要があるため、なかなか思い通りの学習ができなかったり、モチベーションを維持できなかったり、といったデメリットもあります。

通信教育を利用する

宅建の資格試験に特化したテキストや、講座が用意された通信教育による学習も選択肢のひとつです。テキストで学習するもの、動画などの視覚的な講座を視聴できるものなど、さまざまな通信教材があります。

独学と比べてコストはかかりますが、講師に質問できたり、添削してもらえたり、学習面でのサポートが独学よりも充実しているのが通信教育の特徴です。

スクールに通う

宅建に特化したスクールに通学して資格取得を目指す方法もあります。独学や通信教育と異なり、宅建に特化したカリキュラムが組まれており、スケジューリングされているため、より勉強に力を入れることができます。

費用は独学や通信教育よりも高額ですが、その分、専門の講師からレクチャーを受けられる、効率良く学べる点でメリットは大きいです。

まとめ

不動産投資において、宅建の資格は必須ではありませんが、宅建を持っていることで不動産投資への理解が深まるなどさまざまなメリットがあります。

宅建の資格取得は不動産投資を行う上で「自身で判断できる」「交渉が有利になることがある」と利点も多いです。

宅建は、人気の資格で独学でも学習を進めることができます。

自分に合った学習法を模索し、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

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